美味しさの裏に歴史あり。風月堂の看板商品「さつまどりサブレ」
昭和39年の誕生以来、鹿児島の伝統的な焼菓子として愛されてきた風月堂の「さつまどりサブレ」。
そのルーツは西郷隆盛らが活躍した時代にまでさかのぼります。幕末、薩摩の人と技術の発展に力を注いだ薩摩藩11代藩主・島津斉彬公の命で、戦に向かう薩摩藩士を力づけるためにできたのが、サブレの原型となる兵糧麺包(ひょうろうめんぽう)です。
そんな薩摩から始まったとも言える日本の焼き菓子の歴史を継承しつつ、おいしくて身体にやさしいお菓子を追求したのが風月堂の「さつまどりサブレ」。サブレの形は、鹿児島の天然記念物であり、その力強く精悍(せいかん)な容姿と美しい羽が人々を魅了する薩摩鶏を模しています。

平成20年、第25回全国菓子大博覧会にて最高位である名誉総裁賞(文化部門)を受賞