道の駅樋脇 遊湯館（ひわき ゆうゆうかん）で体験する温泉と地元の味
こんにちは！今回は、鹿児島県薩摩川内市にある「道の駅樋脇 遊湯館」についてご紹介させていただきます。
温泉の地「市比野」と道の駅 樋脇 遊湯館（ひわき ゆうゆうかん）について
鹿児島県薩摩川内市の東側山間部にある樋脇町市比野は、江戸時代から湯治場として栄え、現在も多くの観光客が訪れる名湯の地として知られています。温泉街では、老舗の煎餅屋や酒店、レトロな旅館などが立ち並び、散策だけでも楽しめます。
その市比野温泉のすぐ近くで毎日多くの人で賑わっているのが、「道の駅 樋脇 遊湯館」です。
温泉地ならでは！足湯でドライブの疲れをリフレッシュ
「市比野温泉」の入口にあるこの道の駅は、なんといっても24時間無料で楽しめる足湯「島津の殿様湯」が自慢。
ラジウムを含んだ温泉水は、旅の疲れを癒してくれるだけでなく、美肌効果も期待できるんです。私も実際に足を浸してみましたが、その柔らかなお湯の感触と、周囲の緑に囲まれた開放感に、思わず時を忘れてしまいました。
薩摩川内市の特産品が買える物産直売所「ふとどん市場」
「ふとどん市場」では、300名もの地域の出品者の皆さんが持ち寄る季節ごとの新鮮な野菜や果物、手作り菓子や加工品など、豊富な商品が並びます。
ちなみに「ふとどん」は、樋脇町に伝わる昔話に出てくる巨体のこと。一晩で藺牟田池となる穴を掘って、その脇に丸山を作ったと言われています。
中でも、鹿児島県産「安納芋」を使ったスイーツはお土産にもぴったり。ほかにも、甑海峡で採れる海産物やミネラルたっぷりの甑塩、アオサノリなど、東シナ海に浮かぶ風光明媚な離島・甑島（こしきじま）の海の幸もたくさんあります。旬の時期になるとキビナゴや薩摩甘海老（タカエビ）が並ぶほか、潮の薫りを味わえる様々な加工品も通年でそろえています。
そのほか、創業50年近い甑島の庵地つけあげ店や、園芸コーナー「GreenGarden」も大人気！園芸コーナーは、地元で育てられた季節の花々、多肉植物や金魚などの生き物が並びます。園芸に関するセミナーやイベントを開催したり、Instagramで花々の情報を発信したりと、かなり見応えがありますよ！
お食事処「食楽 湯の茶屋」でランチタイム・カフェタイム
道の駅樋脇遊湯館施設内にある食堂「食楽 湯の茶屋」では、地元の食材をふんだんに使ったメニューが楽しめます。
なかでも私のおすすめは、鹿児島県産豚に味噌ダレをたっぷりからませた「樋脇のせごどんぶい」。トッピングの温泉卵をのせて食べるのが樋脇流！
他にも、旬の魚の煮付けや刺身、つけあげが付いた定食や、熟成豚ロース肉のとんかつ定食、数量限定のサーモン・カンパチ2色丼など、10種類を超える定食や丼メニューのほか、カレーホットドッグなどの軽食や単品メニュー、豊富なうどんメニュー、ケーキやハニートーストなどのスイーツメニューも充実！
ノンアルコールのビールやカクテルと一緒に、ドライブの楽しみ、ランチタイムを楽しむもよし、コーヒーとスイーツでほっと一息つくもよし！周りを気にせずゆっくり時間を過ごせますよ。
道の駅樋脇遊湯館の名物「ちんこだんご」
道の駅樋脇遊湯館を訪れたらぜひ試して欲しいのがお店で焼き上げて提供するお団子「ちんこだんご」。薩摩川内市のご当地グルメです。商品名を思わず二度見してしまいそうなこのユニークな名前の由来には、いくつかの説があります。
- 新しい米粉「しんこ」からきたという説。
- 1386年の飢饉の際に、幽遠山深固（しんこ）院の和尚が皆に振る舞って救ったという逸話に由来する説。
- 鹿児島弁で「小さい」を意味する「ちんか」が訛ったという説。
どれが本当の話なのかは今となっては確かめようがないですが、これらはちんこ団子が単なるおやつ以上の、地域の歴史と言葉の深いつながりを持つ食べ物であることを物語っていますね。
100％うるち米を使用し、シンプルながら深い味わいのしょうゆ団子。その素朴さと、少し不揃いな形が手作りの温かみを感じさせます。
ほかにも、ソフトクリームや焼き鳥などテイクアウトメニューも充実しているので、覗いてみてくださいね。
駅長インタビュー
道の駅樋脇遊湯館の駅長である竹隈健二さんに、見どころ、おすすめなどを聞きました。
道の駅樋脇遊湯館の特徴は何ですか？
道の駅樋脇遊湯館と言えば、ぜひまずは足湯『島津の殿様湯』で旅の疲れを癒して下さい。かつて島津光久公に『これぞ天下の名泉』と称された市比野温泉の豊かな泉質をおもいっきり感じられると思います。
「ふとどん市場」では、地元の生産者の方々が手掛けた様々な商品を取り揃えております。採れたて新鮮野菜が並ぶ「畑通り」、漁港から直送で届く海産物をそろえた「海通り」、市比野温泉街の名物せんべいや、地元の菓子店・酒造会社の逸品をそろえた「かごしまの味」、毎日おいしい惣菜やパンが並ぶ「手作りの味」、鳥刺しやお肉、こんにゃくなど昔懐かしい地元で愛される逸品を集めた「故郷の味」とコーナー分けしていますので、ゆっくりお買い物をお楽しみください。
道の駅樋脇遊湯館のおすすめは何ですか？
オススメは、キビナゴで出汁をとったキビナゴラーメンや甑島のアオサノリを練り込んだアオサラーメンなど薩摩川内市の特産品を使ったユニークな商品です。薩摩川内の豊かな自然の香りを堪能できる逸品です。
日本全国から旬のおいしいものを集めた催事コーナーも面白いですね！定期的に商品が入れ替わるので、何度足を運んでも新しい発見がありそうです。
駅長より一言！
道の駅樋脇遊湯館でゆっくり癒されていってください
道の駅樋脇遊湯館は、2020年10月にリニューアルオープンしました。グルメもショッピングも足湯も楽しめる地域の顔です。心身ともにリフレッシュしていってくださいね。
道の駅樋脇遊湯館 駅長 竹隈健二
まとめ
道の駅樋脇遊湯館は、無料の足湯「島津の殿様湯」、地元食材を使用した美味しい料理と、グルメ、ショッピング、癒しの三拍子が揃った、素晴らしいスポットです。ドライブの途中に、または旅の目的地として、皆さんもぜひ訪れてみてください！
道の駅樋脇 遊湯館(ひわき ゆうゆうかん)施設情報
電話 0996-38-2506
住所 薩摩川内市樋脇町市比野156
交通アクセス JR川内駅から車で約20分
営業時間 8:30～18:00
定休日 毎月第3水曜日、1/1
道の駅樋脇遊湯館の商品
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アクセスと周辺情報
薩摩川内市樋脇町市比野156
- JR川内駅から車で15分。
- 鹿児島空港から車で50分。
- 鹿児島市内から車で50分。
- 始良ICから車で30分。
電車、車、タクシーでのアクセスが便利です。周辺には温泉や自然を楽しめるスポットもたくさんあるので、立ち寄ってみて。（写真協力：公益社団法人 鹿児島県観光連盟）
市比野(いちひの)温泉
湯治場として栄えた歴史ある名湯。老舗の煎餅店や豆腐店、人気の酒店、レトロな旅館、湯の滝公園、伝統工芸品の竹細工店、飲食店など、街歩きスポットがたくさん。
川内高城(たき)温泉
日本の名湯百選に選ばれた美人の湯で、鹿児島屈指の名泉。800年余りの歴史を誇る西郷隆盛も愛した人情味あふれる温泉郷で、ひなびた温泉街にはランチが人気の湯峠茶屋や焼き鳥店、インスタ映えの派手な酒店(八木商店)、神社などが立ち並びます。
甑島(こしきじま)
ダイビングやシュノーケリング、釣り、ハイキング、クルージングなど豊かな自然の魅力を存分に楽しめる離島。大自然の神秘を体感できる「長目の浜」や、令和2年に完成したばかりの県で一番長い橋「甑大橋」などの注目スポットも。
藺牟田(いむた)池
7つの山々に囲まれた静かな池で、様々な同宿物が息づく国の天然記念物。ベッコウトンボや水鳥など希少な野生動植物も生息することから2005年にラムサール条約湿地にも登録。周囲約4kmの湖畔では、春は梅や桜などの花見、秋は紅葉、またボートやレンタサイクルも楽しめる。
甲冑工房 丸武
戦国武将が実際にまとった甲冑の写しやTVドラマに出てくる甲冑などを展示。実際に甲冑が造られる様子の見学コース、お食事処や戦国グッズを扱ったお土産処もあり。甲冑の試着体験もできる。ここで製作された兜を、メジャーリーガー大谷翔平選手がかぶったことでも話題に。
川内大綱引
毎年9月秋分の日の前日に開催される、薩摩川内市の400年以上続く伝統行事。長さ365m、重さ約7トンを誇る日本一の大綱を、約3,000人の上半身裸にサラシを巻いたハダカと呼ばれる男たちが一斉に引き合う様子は壮観。
投稿者プロフィール
- TPOやコスパ重視の観光情報ならおまかせあれ。主婦目線のお得な情報や、中元・歳暮・お祝いなど、絶対ハズさないアイテムに詳しい。県内外のお取り寄せグルメやふるさと納税の返礼品探しが趣味の45歳。
