道の駅山川港活お海道(いおかいどう)の絶品海鮮と地元の魅力を堪能
東洋のハワイとも呼ばれる温泉リゾート地・鹿児島県指宿市から南へ10分。焼酎の蔵元や日本最南端の有人駅・山川駅を経て、港町の先にある「道の駅山川港活お海道」。
新鮮な海の幸から地元の活気を感じるような農産物・特産品の数々まで、ここでしか味わえないものがたくさんそろっています。今回は、その魅力をご紹介します。
山川港の歴史と道の駅山川港活お海道(いおかいどう)
指宿市の自然豊かな風景に囲まれた山川港は、元々は5000年前に火山の噴火によって形作られた湾で、古くは南蛮貿易の中継地点として始まり、江戸時代には琉球貿易の拠点、そして明治以降は沿岸漁港として栄えて今日に至ります。
そんな歴史と文化が息づく場所に、道の駅山川港活お海道(いおかいどう)は建設され、今では山川の地域の魅力を訪れる人々に伝えるための窓口となっています。
道の駅山川港活お海道の特徴
朝は8時半から地元の新鮮な野菜や魚介類が並ぶ朝市が開店し、にぎわいます。新鮮野菜や冷凍の鰹のタタキやすり身は充実の品そろえ。指宿産はちみつや、指宿名産そら豆羊羹、地元の加工品をはじめ、鹿児島銘菓やご当地カレーシリーズ、駅長の愛する焼酎コーナーも所狭しと商品が並びます。
こんなにたくさん刺身が乗っているのにワンコインのお手軽贅沢海鮮丼!
お惣菜コーナーでは、山川で70年以上愛されるご当地コロッケ「山川コロッケ」が大人気!豚皮コラーゲンや鶏肉をジャガイモに練りこんだ、ねっとり甘めの生地に、コショウがピリッとアクセント。揚げたてはもちろん、冷めてもおいしいコロッケです。
指宿特産のオクラを使った加工品もこんなにいっぱい!
指宿の蔵元をはじめ、県内各地の蔵元から駅長が厳選した銘柄、レアな銘柄がたくさんそろっています。おすすめの焼酎を駅長に聞いてみてくださいね。
道の駅山川港活お海道の名産品
山川と言えば、かつお節。山川港は、かつお節の最高級品と言われる本枯節の生産量が日本一なんです。特産品直売ゾーンでは、かつお節店がいくつも軒を連ね、削りたてのかつお節をいただくこともできます。さつま揚げや、塩干物・海産物など手に入れるべきお土産がたくさん。人気のパッションソフトクリーム、名物「かつお焼き」や、山川産のさつまいもを使った焼き芋など、テイクアウトも充実しています。また、地元で水揚げされた魚のすり身を使ったさつま揚げは、種類も豊富で、どれを選ぶか迷ってしまうほど。
かつお節
鹿児島県は枕崎市や指宿市山川などかつお節の生産が盛んで、特に山川のかつお節はその香り高さで知られています。伝統的な製法にこだわり、一本一本丁寧に削り出されたかつお節は、料理の味を格別にします。
山川漬
かめ壺仕込み、伝統の山川漬。山川漬は、鹿児島の南薩地方に400年前から伝わる漬物です。寒風にさらして天日干しすることで旨味が凝縮したおいしい干し大根を使い、伝統の味付けにてポリポリおいしいお漬物に仕上げています。
さつま揚げ
地元の魚を使ったさつま揚げは、鹿児島の代表的なおやつ。ふわふわの食感と優しい味わいが特徴で、様々な種類があります。定番のさつま揚げから、チーズや野菜が入ったものまで、選ぶのが楽しくなるラインナップです。
その他特産品
かつお節以外にも、甑島近海で獲れるキビナゴの加工品や、鹿児島近海で採れた魚を使った魚醤、黒豚みそなどこだわりの調味料も売られています。
道の駅山川港活お海道でランチ
道の駅山川港活お海道ではその日に水揚げされた新鮮な魚を使った料理を楽しめます。
海鮮丼はシビマグロ、菜の花カンパチ、ブリ、カツオ、真鯛、かつおのたたきの6種類、その他タカエビやソデイカ、ハマチなどが、ふんわりとした白いご飯の上に美しく盛り付けられています。そして何より目を引くのは、その透明感溢れる刺身の新鮮さ。山川港で水揚げされたばかりの魚は、海の恵みがそのまま皿の上に表現されているかのようです。(水揚げ時期で魚種が変わります。)
一口食べてみると、特製の醤油によるシンプルな味付けが、魚介の甘みを強く引き立て、その美味しさが口いっぱいに広がります。
昼時は行列ができるほど混雑するので、早めに行くのがオススメ。もし時間がないときは、テイクアウト用の海鮮丼を買うのもアリです。
たい焼きならぬ『かつお焼き』?
鹿児島の海の幸を象徴するかつおを模した、道の駅山川港活お海道オリジナルの逸品「たい焼き風かつお焼き」。外はサクッと、中はふわふわの食感が楽しめ、中には上品な甘みの小豆餡がたっぷり詰まっています。焼きたてはホカホカで風味も倍増!
地元の人々はもちろん、遠方から訪れる観光客にも愛されているこのスイーツは、山川港の訪問記念にぴったり。お土産としても喜ばれること間違いなしです。
駅長インタビュー
道の駅山川港活お海道の駅長である榎園孝二さんに、道の駅の見どころ、おすすめポイントなどを聞きました。
道の駅山川港活お海道のオープンはいつですか?
2009年にいぶすき山川港特産市場 活お海道としてオープンしました。「活お海道(いおかいどう)」という名前は、鹿児島弁で魚を意味する『いお』に由来しています。
道の駅山川港活お海道の特徴は何ですか?
道の駅山川港活お海道は、山川漁港の地形の特徴より「鶴の港」と呼ばれていたことから、鶴が羽を広げたイメージの建物となっています。施設内には朝市直売ゾーンがあり、カツオやカンパチなどの鮮魚、さつま揚げ、かつお節、地元農産物や野菜、生花類などのコーナーがあり、特産品直売ゾーンでは、木工品や陶器など、地場産品を取り揃えています。
道の駅山川港活お海道のおすすめポイントは何ですか?
施設の中にある市場食堂では、地元で水揚げされた鮮魚を使った海鮮丼・刺し身やあら汁などおいしい料理が揃っていますが、私はかつおカツ定食がお気に入りです。
焼酎も、地元はもちろん、県内各地の焼酎蔵からおすすめの銘柄やレアなセットなども取り揃えています。どれを選べばよいか分からないときは、ぜひスタッフにお声かけくださいね。
スタッフの皆さんより一言!
まとめ
道の駅山川港活お海道は、指宿市の海の幸・山の幸をはじめ、県内各地から選りすぐりの特産品がてんこ盛りで、様々なPOPで商品も紹介してくれているので、間違いなく楽しいお買い物ができますよ。漁港が近いからこそ、鮮度抜群の海産物がリーズナブルに手に入ります。かつお節の商品取り扱い数はおそらく県内随一。秋には、様々な品種のサツマイモが並びます。鹿児島県指宿市に行く機会があれば、ぜひ道の駅山川港活お海道に寄ってみてください。
道の駅山川港活お海道(いおかいどう)施設情報
電話 0993-27-6507
住所 〒891-0506 鹿児島県指宿市山川金生町1-10
交通アクセス 指宿スカイライン・谷山ICから車で30分
営業時間 8:30~17:30、市場食堂 11:00~15:00
定休日 第3水曜(祝日の場合、翌日休み)、1月1日・2日
道の駅山川港活お海道の商品
商品のご購入はかごかごで
道の駅山川港活お海道(いおかいどう)の商品は、かごかごで出品中です。
是非ご覧になってください。
アクセスと周辺情報
鹿児島県指宿市山川金生町1-10
- JR山川駅から車で約3分、徒歩約25分。
- JR指宿駅からバスで約13分。
車、タクシーでのアクセスが便利です。周辺には温泉や自然を楽しめるスポットもたくさんあるので、立ち寄ってみて。
投稿者プロフィール
- 日々鹿児島の“よかもん”をリサーチ中。休日は家族で道の駅めぐりに出掛けたり、自家菜園や田んぼの手入れをしたり。仕入れた食材で美味しいおつまみを作って、しっぽり“だれやめ(鹿児島弁で晩酌の意)”するのが大好きな55歳。